色相環から配色を決めてみよう!
配色にめちゃめちゃ迷う今日この頃。
みなさんは配色ってどんな風に決めていらっしゃるんでしょうか?
私は、
- フィーリング
- 配色サンプル本を適当に開いた時のページに任せる
- 同系色でまとめる
- 補色系でまとめる
といった感じで配色を決めています。
今回は、色相環から配色を決めて塗ってみたので、それをご紹介します♪
そもそも色相、色相環って?
「色相」とは、色合いの違いのことです。赤や青、黄色といった色合いの違いは電磁波の波長の長さの違いが生み出しています。色相を順序立てて環状にしたものが「色相環」です。
配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブックより
↑これが色相環です。(画像はwikipediaより)
色が近いグループ(黄色なら両隣の山吹色や黄緑色)は同系色(■■■)
色が反対にあるグループ(黄色なら真反対の青紫)は補色(■■)
といった関係になります。
同系色で塗ってみた
『ふしぎな王国』からトラを塗ってみました。
色相環のピンク色周辺にある色をベースに塗っています。
ピンク色を選択した理由は
・ピンク色が好きだから
・ピンク色を塗るのが苦手だから
というすごく単純なものです。
「色相環を参考に同系色で塗る!」ということだけは決めていたので、ピンクというテーマカラーを決めてしまえばあとは配色に迷うことなくすんなりと塗ることが出来ました。
瞳の部分だけ青色で塗っていますが、
ピンク色と補色の関係にあたる緑色にしてもよかったなと思います。
同系色で塗った時の印象
同系色で塗ると、それだけで画面にまとまりが出るような気がします。
そして、その色のもつイメージを力強く訴えることができます。
例えばピンクなら「幸福」「かわいい」といったイメージがあります。
このトラはよく見ると結構コワイ顔をしていますが、ピンク系で塗ったおかげか少し柔らかい印象になったと思います。
色のもつイメージについても勉強中なので、また記事にしますね。
補色で塗ってみた
個人的にはこっちの方が好みです(笑)『ふしぎな王国』から。
山吹色と、その補色にあたる青色で塗ってみました。
こちらも先に山吹色を決めて、その後から補色になる青色をチョイスしました。
シンプルですが、なかなかインパクトあるページに仕上がったんじゃないかな?
補色で塗った時の印象
簡単にインパクトある画面ができあがります。
なにより華やかですよね。クリスマスカラーも補色の関係なのが頷けます。
ただし、デメリットとして目がちかちかします。
じっくりと見てもらいたい図案には向いていないかもしれません。
シンプルな1点物の図案にはぴったりの配色ではないでしょうか。
というわけで
色相環を使えば、好きな色を一つ決めるだけで配色の可能性が広がります。
同系色や補色といった関係以外にもいろいろな関係があるようですが、
この2つを覚えるだけでもぐっと色に対する理解が深まります。
私みたいに配色で悩んでいる方、是非色相環を眺めてみてください!
使用画材
この本は